新しい75%キーボード購入時に迷っていませんか?シリコンキーキャップやLCDディスプレイなど、一般的なメカニカルキーボードにはない機能を備えた製品があります。そこで今回は、EPOMAKER G84 PROの魅力を徹底解説します。
EPOMAKER G84 PROの基本スペック
EPOMAKER G84 PROは、シリコン製キーキャップと内蔵LCDディスプレイを備えた75%レイアウトのワイヤレスメカニカルキーボードです。本製品の最大の特徴は、独自のシリコンキーキャップにあります。これまでのABSやPBT素材とは異なり、ベルベットのような触感を実現しており、長時間の使用でも手に優しいと評価されています。
基本スペックをまとめると、81キーの75%レイアウト、5ピンMXスイッチ互換のホットスワップ対応、2.4GHz・Bluetooth 5.0・USB-Cの三つの接続モード、8000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。5層構造のサウンドダンピング(PORONサンドイッチフォーム、IXPEスイッチパッド、サウンドエンハンスメントPET、PORON・ラテックスソケットパッド、ボトムシリコン)とガスケットマウント構造により、落ち着いた打鍵音が実現されています。
付属のCreamy Jadeスイッチは、作動荷重45gf、ボトムアウト50gfという標準的な圧力設定で、POK(ポリケトン樹脂)ステムを採用しており、POMに近い低摩擦特性により滑らかな打鍵感を提供します。
価格・販売状況
EPOMAKER G84 PROは、公式サイトでの正規価格が$89.99(日本円で約12,000~15,000円)で販売されています。Amazonの日本版サイトでも販売されており、時期によって価格は変動しますが、通常12,000~15,000円程度で購入可能です。楽天での取り扱いもあり、セール時には割引される場合があります。
ただし入荷数が限られており、定期的に売り切れになることがあるため、欲しい場合は見つけたら即確保することをおすすめします。公式サイトとAliExpressでは比較的安定して在庫がある傾向にあります。本体カラーはホワイト、ブラック、パープルの3色展開で、Amazonではホワイトのみの取り扱いですが、公式サイトではすべてのカラーが購入できます。
ユーザーレビューの傾向
良い点
複数の専門レビューサイトから得られたユーザー評価では、G84 PROの最大の魅力がシリコンキーキャップであることが共通しています。実際のユーザーからは「さらさらした感触で指の引っかかりがほとんどなく、PBTやABSとはまったく異なる新しい手触り」という評価が多く、「底打ち時の柔らかさにより長時間のタイピングでも指先が痛くなりにくい」というメリットが指摘されています。
打鍵音に関しても高評価で、「5層構造の音響フォームとガスケットマウント構造により、重厚でコトコトとした、まるで積み木をぶつけたような心地よい打鍵音が実現されている」とレビューされています。「コスパが優れており、この価格帯で本クオリティは他にない」という総合的な満足度の高さも強調されています。
LCDディスプレイについても、「時間やバッテリー残量を表示できて便利」「GIFアニメを表示してデスク装飾としても使える」と実用性と美しさを兼ね備えていると評価されています。ホットスワップ対応により、気軽にキースイッチを交換できる点も利便性として評価されています。
気になる点
シリコンキーキャップは質感が素晴らしい反面、PBTやABSと比べてホコリや糸くずが吸着しやすいという指摘があります。しっとりした質感ゆえに、こまめなエアダスターや柔らかいブラシでの掃除習慣が必要になる可能性があります。
本体の重さについても言及されており、8000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため約970gとずっしりした重量感があり、頻繁に外へ持ち運ぶモバイル用途には不向きであるという意見があります。
ソフトウェア面では、VIA非対応でウェブブラウザベースのEpomaker Driverのみのカスタマイズになるため、VIA利用者には不便という指摘があります。日本語入力の切り替えカスタマイズについても、若干の扱いづらさが報告されています。
また、硬いキーキャップでカチッとした打鍵感を好む方には、シリコンの柔らかさがトレードオフになる可能性があります。ただしホットスワップ対応なので、PBTやABSのキーキャップに交換することで、シリコンの感触を別の素材に変更することは可能です。
競合製品との比較
75%レイアウトのワイヤレスキーボード市場では、複数の競合製品があります。以下に同価格帯の主な競合製品とのスペック比較を示します。
| 項目 | G84 PRO | Keychron Q1 Pro | EPOMAKER TH85 |
|---|---|---|---|
| レイアウト | 75%(81キー) | 75%(84キー) | 80%(87キー) |
| キーキャップ素材 | シリコン | PBT | PBT |
| バッテリー容量 | 8000mAh | 4000mAh | 4000mAh |
| 接続方式 | 2.4G・BT・USB-C | 2.4G・BT・USB-C | 2.4G・BT・USB-C |
| 筐体素材 | プラスチック | アルミニウム | プラスチック |
| LCDディスプレイ | あり(1.9インチ) | なし | なし |
| ホットスワップ | 対応 | 対応 | 対応 |
| カスタマイズソフト | Epomaker Driver | QMK/VIA | QMK/VIA |
| ポーリングレート | 1kHz (有線) | 1kHz (有線) | 1kHz (有線) |
| 価格帯 | 約12,000~15,000円 | 約20,000~25,000円 | 約12,000~15,000円 |
Keychron Q1 Proとの比較
Keychron Q1 Proは、フルアルミニウム筐体を採用した高級感のあるキーボードです。アルミ製フレームによる音の締まりと打鍵感の安定性が特徴で、カスタマイズ愛好家に向けたQMK/VIA対応を実現しています。しかし価格がG84 PROの1.5~2倍程度であり、シリコンキーキャップやLCDディスプレイなどの遊び心のある機能は搭載されていません。バッテリー容量もG84 PROの半分の4000mAhであり、ワイヤレス運用時の手軽さではG84 PROが優位です。
EPOMAKER TH85との比較
EPOMAKER TH85は同じEPOMAKERの製品で、同価格帯に位置します。80%レイアウトでキーが若干多く、QMK/VIA対応というカスタマイズソフトの自由度があります。ただし、シリコンキーキャップやLCDディスプレイなどの独自機能はなく、PBT素材の標準的なキーキャップを採用しています。G84 PROはTH85よりもコンパクトであり、デスク上の限られたスペースで使用したいユーザーに向いています。
デザイン・外観の評価
G84 PROのデザインは、透明感のある白い筐体にシリコン製キーキャップ、1.9インチのLCDディスプレイ、シルバーのノブを備えた、モダンで美しい外観が特徴です。キーキャップは透明感があり、スイッチ自体の色がわずかに透けて見えるため、スイッチを白や透明なものに交換することでより美しさが引き立ちます。
デスク上での存在感は穏やかで派手さを抑えており、ゲーミング仕様の色使いが苦手なユーザーにも受け入れやすいデザインです。底面には滑り止めと角度調整可能なキックスタンドが備えられており、6度・8度・10.5度の3段階の角度調整が可能です。ワイヤレスレシーバーはキックスタンド下に収納できる設計になっており、デスク周辺をすっきり保つことができます。
バッテリーと接続方式
8000mAhという大容量バッテリーを搭載しており、RGBバックライトをオフにした場合は数週間の使用が可能です。RGBバックライトを点灯させたワイヤレス運用でも、数日は余裕で使用できるバッテリー性能となっています。
接続方式は、2.4GHz無線(1kポーリングレート、低遅延ゲーミング向け)、Bluetooth 5.0(最大3台のデバイスを同時接続可能)、USB-C有線接続の3モードを搭載しています。ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなど複数デバイスとの切り替え使用が簡単であり、マルチデバイス環境でのワークスタイルに対応しています。
カスタマイズ機能とソフトウェア
G84 PROのカスタマイズは、ブラウザベースの「Epomaker Upgear Online Driver」を使用します。VIA非対応である点は一部のカスタマイズ愛好家には不便ですが、インストール不要でオンライン・オフライン両方で使用可能というメリットがあります。
キーリマッピング、マクロ設定、RGB照明効果のカスタマイズが可能です。1.9インチのLCDディスプレイ上には、バッテリー残量、時刻、キーボード状態などを表示でき、GIFやアニメーションもアップロードして表示することができます。サイドノブはRGB設定用のコントロールパネルとしても機能し、Fn+ノブで画面操作とバックライト調整を切り替えて使用できます。
ホットスワップ対応により、スイッチやキーキャップの交換が簡単です。付属の2-in-1プーラーを使用することで、はんだ付けなしでスイッチを交換でき、異なる打鍵感を試すことができます。
音質と打鍵感のこだわり
G84 PROの音質は、複数のレビュアーから「重厚でクリーミーなコトコト音」と評価されています。これは以下の設計による成果です。5層構造の音響フォーム(PORONサンドイッチフォーム、IXPEスイッチパッド、サウンドエンハンスメントPET、PORON・ラテックスソケットパッド、ボトムシリコン)がキープレスの振動を吸収し、ガスケットマウント構造が柔らかなキー着地を実現しています。
Creamy Jadeスイッチとシリコンキーキャップの組み合わせにより、「とろけるような打鍵感」が実現されており、PBTやABSの硬い打鍵感とは大きく異なる新しい体験を提供します。このコンビネーションはストレスの少ないタイピング環境を作り出し、長時間の作業やゲームプレイでも疲れにくいというメリットがあります。
こんな人におすすめ
EPOMAKER G84 PROは、以下のような方に特におすすめできるキーボードです。
シリコンキーキャップの独特な打鍵感を重視する方 には、このキーボードが唯一の選択肢になるかもしれません。従来のメカニカルキーボードの硬質感ではなく、柔らかく優しい打鍵感を求める方に最適です。
デスク環境にアクセントを加えたい方 にも適しています。LCDディスプレイでGIFを表示してデスクアートにしたり、白いシリコンキーキャップの美しさを活かしたりと、見た目の独特性を楽しめます。
複数デバイスを同時に使用する方 には、Bluetoothで最大3台を同時接続できる利便性が大きなメリットになります。ノートパソコンとスマートフォンの切り替え使用が頻繁な方に向いています。
コスパ重視のユーザー にも推奨できます。12,000~15,000円の価格帯で、シリコンキーキャップ、LCDディスプレイ、8000mAhバッテリーなど他製品にはない機能を備えており、満足度が高いと評価されています。
長時間のタイピングで手への負担を減らしたい方 にとって、シリコン素材の柔らかさは疲労軽減に大きく貢献します。プログラミング作業やライティング業務が多い方に適しています。
一方、VIAでのカスタマイズが必須の方、フルアルミニウムの高級感を求める方、またはゲーム用途で最高レベルのレスポンス速度を要求する方には、他の製品の方が適切かもしれません。

